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2009年7月 3日 (金)

■【出雲国神仏霊場巡り】島根半島の西端に位置する第20番霊場「日御碕神社(御祭神:日沈宮=あまてらすおおみかみ、神の宮=すさのおのみこと)を巡拝して(出雲市大社町日御碕)

◆鮮やかな朱色がふんだんに塗られた日御碕神社は、「日の本を守る」命を受けた神社 
  第19番霊場・長浜神社から風土記伝承の国引き神話に出てくる 、“新羅の土地を引いた時の綱”に当る薗(その)の長浜付近や毎年11月(神在月)に全国の八百万(やおよろず)の神々が上陸するといわれる稲佐(いなさの)浜、次に巡拝する第1番霊場・出雲大社近く等を通って、車で約30分の第20番霊場・日御碕(ひのみさき)神社に到着しました。

090514_0006  日御碕神社は社伝によると、上の宮「神の宮」に素盞嗚命(すさのおのみこと)、下の宮「日沈宮」に天照大御神(あまてらすおおかみ)をお祀りしてあります。

  二神の御霊威をいただいた御神徳は、特に厄除け、ほかに縁結び、夫婦円満、家運繁栄、交通安全、海上安全、殖産興業、安産などです。 上世以来、二十数回の造営すべてが天皇の勅命か、将軍命によるものであることからも、御神威の一端がうかがわれます。

090514_0004  写真の日沈宮は天暦2年(948)すぐ前の沖合に浮かぶ経島(ふみしま)より移したと伝えられています。 経島(注1)は以来、神社境内として8月7日の神幸祭に宮司が渡る以外は、渡島を禁止されています。 

 なお、当神社近くの奇岩が続く景勝地「国立公園日御碕灯台」には出雲日御碕灯台(石積灯台としては日本一高い43.65m)があり、「世界の歴史的灯台百選」の一つに選ばれています。

  私は37、8年前のまだ駆け出しコンサルタントの頃に当時、人材育成に熱心な出雲市内の団体の中堅職員研修講師として招かれ、日御碕の宿泊施設に1泊2日間滞在したことがあります。

  研修のない午前中は灯台、経島、神社などを散策したり、施設の従業員から釣竿を借りて経島近辺の海岸で釣り糸を垂れたりした情景を、当神社巡拝中に鮮明に思い起こし、暫し感慨に耽りました。

  昨年(2008年)の島根県内の観光客入り込み数(注2)は、県全体で28,701千人(対前年比101.81%)でした。 これに対して、昨年の日御碕地区観光客入り込み数は1,354千人(対前年比103.83%)でした。

  当地区観光客入り込み数の内訳は、○出雲日御碕灯台79千人(〃98.11%)、○グラスボート6千人(〃 101.94%)、○その他(日御碕神社含む)1,269千人(〃104.22%)で、日御碕神社への参拝者は多いようです。

《注1:経島》
 神社西側の海岸にある面積200㎡ほどの岩礁で、柱状節理の石英角斑岩からなり、経巻を重ねたように見えるところから経島の名がある。 経島は日本海岸西部におけるウミネコ(海鳥)の繁殖地として、国の天然記念物に指定されている。 

《注2:観光客入り込み数》 
 毎年、各都道府県において暦年(1月~12月)で集計、公表している。 出典:「平成20年島根県観光動態調査結果表」(島根県商工労働部観光振興課)

《日御碕神社》
●住 所:〒699-0763 島根県出雲市大社町日御碕455
●電 話:0853-54-5261
● H P:日御碕神社

《ふるさとの地名俳句》【日御碕神社】 & 【経島】(ふみしま)
  「日沈むの宮」の光背夕紅葉  柴田 南海子
  経島に海猫がやがやと集いけり  保坂 知加子

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